どうも!サラリーマン投資家のふみーです。
本日も私が気になる高配当銘柄を紹介します。
今回ご紹介するのはあおぞら銀行(8630)です!
以前メガバンクを比較した記事をUPしましたが、あおぞら銀行もかなりの高配当であるという事実が判明しました!
メガバンクの比較記事は下記をご覧ください。
あおぞら銀行は2020年7月22日時点で配当利回りは6.39%と超高配当!
ただし高配当という事実だけで投資をしてしまうと痛い目にあいますので、
2019年度の決算内容、配当、優待、財務内容を徹底的にチェックしてみました。
調査結果をまとめると、
配当、優待….◎
☞配当利回りは6%超と高配当!優待ありで魅力的!
成長性…×
☞売上高は順調に上昇しているが、経常利益は毎年減益を続けている。
安定性…×
☞自己資本比率は低水準。営業キャッシュフローがマイナスで注意が必要。
収益性…〇
☞同業他社の中で高水準な収益性!
※完全な私見ですが、それぞれの評価を以下にまとめました。(◎、〇、△、×で評価)
以下で詳しく解説します。

それでは行ってみましょう。
目次
どんな銀行なの?
直近の決算は?
あおぞら銀行の2019年度決算(2019年4月~2020年3月)を見ていきましょう!
出所:あおぞら銀行 2019年度決算短信
経常収益は前期比+15.2%の1,844億円、経常利益は-9.3%の433億円となり増収、減益となりました。

大きな減益となっているのが気になるところですね。

それだけ新型コロナウィルスの影響を大きく見積もっているという事ですね。
2020年度の業務粗利益は前期から-57億円の900億円、経常利益は前期から-33億円の400億円と
減益予想となっています。

かなり保守的に見積もっていますね。
株主還元を見てみましょう。
あおぞら銀行の過去の配当は4半期ごとの支払いと日本企業では珍しいですね。

アメリカ株も基本的に四半期ごとの配当支払いですよね。
2019年度は156円の配当でしたが、新型コロナウィルスを見込んだ業績悪化により、2020年度は122円と34円の減配となりました!
また一つの配当支払いの指標として配当性向50%を掲げています。
株主純利益に対して50%を配当金にあてると宣言していますが、
今年は122円維持を念頭に置くとの記載もある為、122円を超える金額を提示してくる可能性は低い
のではと個人的に考えています。
配当金、配当利回りは?
先ほども触れましたが、あおぞら銀行の2020年度の配当金予想は122円です。
2020年7月22日時点の株価は1,908円なので、
120円(配当金)÷1,908円(株価)=6.39%です。
出所:マネックス証券
2013年以降増配に転じ、2017年まで増配を続けていましたが、その後は減配基調で2020年の配当金はとうとう2013年を下回ってしまいました..
株価も非常に軟調で高配当とはいえ、うかつに手を出せない銘柄ですね!
株主優待は?
あおぞら銀行の株主優待を見てみましょう!
①円定期預金:新規資金にて500万円以上入金時、一律3,000円の商品券
②金融商品仲介業務取扱商品(仕組債等):購入金額100万円につき2,000円の商品券*
③投資信託:購入金額100万円につき2,000円の商品券*
中々面白い株主優待ですね!
自社のサービスの商品や取引額に対して商品券がもらえるんですね~!

他の銀行も株主優待を実施してもらいたいものです。
財務指標をチェック!
あおぞら銀行の財務指標を『成長性』、『安全性』、『収益性』の観点で分析してみます。
成長性
経常収益
一般企業の売上高にあたる経常収益を見ていきましょう!
2008年の2,010億円をピークに減少に転じ、2013年には過去最低の1,181億円まで落ち込みましたがそこから反転。
2020年は1,844億円と2,000億円に迫る勢いとなっています。
経常利益
2009年に巨額の赤字を出していますが、それ以降は黒字を確保しています。
2015年に596億円のピークをつけましたが、その後は毎年減益となっています。
これはあおぞら銀行に限らず様々な銀行が減益基調となっていますが、この低金利下で本業の利ザヤ収入が稼げないのが一因でしょう。
以上、経常収益は順調に回復していますが経常利益は毎年苦戦続きで成長している銘柄とは言い難いですね。
安全性
次に企業としての安定性を財務指標で見ていきます。
自己資本比率
自己資本比率
返済不要の自己資本が総資本に対して何%あるのか図る指標。
自己資本比率が高ければ安定、低ければ不安定な経営をしていると言える。
自己資本÷総資本×100
あおぞら銀行の自己資本比率は10.29%。
これだけだと分かりにくいので同じ業界で比べてみましょう。
この4社と比較してみると、あおぞら銀行の自己資本比率は最も低い水準ですね。
続いてキャッシュフローを見ていきます。
キャッシュフロー表
現金の増減とその理由を示す役割があり、現金の流れが把握できる財務諸表である。
大きく営業キャッシュフロー、投資キャッシュフロー、財務キャッシュフロー、フリーキャッシュフロー、現金の項目で構成されている。
2020年の営業キャッシュフローがマイナスになっているのが気になりますね…
それに伴って5,379億円から3,574億円と1,805億円も会社の現金が減少しています。
営業キャッシュフローは本業でどれくらいの現金を稼いだのか示してくれる項目ですが、プラスになるのが健全な状態です。
単年度だけで判断する必要はありませんが、これが数年続くようだと要注意銘柄として判断せざるを得ないですね。
以上、自己資本比率とキャッシュフロー表を見る限り、安定銘柄だとは言えませんね。
収益性
代表的なROEという指標で見ていきます。
ROE(自己資本利益率)
自己資本をいかに効率的に運用して利益を出したか図る指標。
一般的には10%~20%が優良企業とされている。
当期純利益÷自己資本×100
あおぞら銀行のROEは6.43%という数値になっています。
こちらも同業他社と比較してみましょう。
最も高いのが三井住友銀行(6.55%)、最も低いのがゆうちょ銀行(2.69%)です。
おあぞら銀行は傘下にネット銀行を持っているのでメガバンクと業態が多少異なると言えますが、三井住友銀行に次ぐ高収益というのは素晴らしいですね。
まとめ
本日はあおぞら銀行の2019年度の決算内容、配当、優待、財務諸表をまとめ、
投資先として魅力的な銘柄なのか調べてみました!
完全な私見ですが、それぞれの評価を以下にまとめさせていただきます。(◎、〇、△、×で評価)
配当、優待….◎
☞配当利回りは6%超と高配当!優待ありで魅力的!
成長性…×
☞売上高は順調に上昇しているが、経常利益は毎年減益を続けている。
安定性…×
☞自己資本比率は低水準。営業キャッシュフローがマイナスで注意が必要。
収益性…〇
☞同業他社の中で高水準な収益性!
総合的に見ると投資先としてありな銘柄かなと。

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