どうも!
サラリーマン投資家のふみーです。
本日は芙蓉総合リース(8424)の直近の決算内容、配当、株主優待、財務状況から投資先として魅力的な銘柄なのか調べてみました。
芙蓉総合リースは16年連続で増配を続けている企業で、高配当投資家に大変人気となっています。
これからも安定的に配当が伸びていくのか、または維持できそうなのかこの機会に調べてみました。
結論から言うと、
配当、優待….◎
☞増配意欲が高く16期連続増配中!カタログギフトの優待も熱い!
成長性…◎
☞売上高、営業利益ともに上昇傾向!最高業績に挑戦中!
安定性…△
☞同業他社と比較すると自己資本比率低め。
収益性…△
☞同業他社と比較すると収益性低め。
※完全な私見ですが、それぞれの評価を以下にまとめています。(◎、〇、△、×で評価)
詳しくは下記にまとめていますのでご覧ください。

それでは早速いってみましょう。
目次
芙蓉総合リースってどんな会社なの?
- リース
- 割賦販売
- ファイナンス

高配当投資家にとってはとても気になる存在ですね。
芙蓉総合リースの直近の決算内容は?
芙蓉総合リースの2019年度決算(2019年4月~2020年3月)が2020年5月13日に発表されました。
その内容を覗いてみましょう。
出所:芙蓉総合リース 2019年度決算資料
売上高は前期より+942億円の7,123億円、当期純利益は前期より+7億円の262億円となり、
増収・増益を達成しました!

このコロナ禍の中でも力強い決算でしたね!
出所:芙蓉総合リース 2019年度決算資料
リース事業は不動産の資産積み上げ効果もあり毎年増益となっており、大台の500億円を突破。
またファイナンス、その他事業も増益基調で4つある事業セグメントのうち3つが増益となるなど、
事業が好調なのが伺えます。
芙蓉総合リースの2020年度業績予想と株主還元は?

コロナ禍で事業環境が見通せない中ではありますが、しっかり業績予想を出したことは好感が持てますね。
ただし注釈にもある通り、あくまで新型コロナウィルスが2020年度の上期中に収束するという前提での業績予想です。

数々の経済危機を乗り越えて配当を増やし続けるというのは並大抵のことではありませんね。
配当金、配当利回りは?
それでは配当金、配当利回りを見ていきましょう。
先ほども触れましたが、芙蓉総合リースの2021年度の配当予想は220円です!
2020年7月3日時点の株価は5,910円から計算すると、
220円(配当金額)÷5,910円(株価)=3.72%(配当利回り)
中々の高配当です!

最新の株価を調べたい人は下のチャート図をクリックして下さいね!
芙蓉総合リース チャート(直近1年)
ここ数年で増配している企業の中には配当性向が70%を超えているのを見かけますが、
芙蓉総合リースは配当性向が23.5%と低水準のため、
- 今後の増配が期待できる
- 一時的な減益の際も、配当を増配または維持することができる
という点で魅力的な銘柄ですね。
出所:芙蓉総合リース 2019年度決算資料
2005年の配当は25円、そこから現在は220円と約9倍の配当金額となっています。
以前から芙蓉総合リースを信じて投資し続けた人は左うちわの状態でしょうね!

うらやましい…
株主優待は?
芙蓉総合リースは魅力的な株主優待を実施しています。
100株以上の保有でカタログギフトまたは図書カード3,000円分。
更に2年以上保有すると5,000円分に上がります!

最低単元を得るためには591,000円の投資と少々金額が大きいですが、高配当かつ高優待は魅力的ですね。
優待利回りを計算すると、
2年未満保有で、3,000円(優待)÷591,000円(株価)=0.5%(優待利回り)
2年以上保有で、5,000円(優待)÷591,000円(株価)=0.85%(優待利回り)
となり、配当利回り(3.72%)と合わせると
2年未満保有で、4.22%
2年以上保有で、4.57%
と総合利回りは大きく上がりますね!

株主優待は日本独自のもので、楽しみながら投資することができる非常に素晴らしい制度ですね。
財務指標をチェック!
芙蓉総合リースの財務指標を『成長性』、『安全性』、『収益性』の観点で分析してみます。
成長性
売上高
2007年からの売上高ですが、右肩上がりの成長となっています。
2007年は3,915億円
2020年は7,123億円
と82%も増収していますね!

素晴らしい増収率。
営業利益
営業利益も同様に増益基調です!
2017年以降は高い増益率を維持していますね。

多少の波はあるものの営業利益も確実に増えている状況ですね。
以上、売上高、営業利益を見ると現在成長中の企業であると判断できそうです!
安全性
次に企業としての安定性を財務指標で見ていきます。
自己資本比率
自己資本比率
返済不要の自己資本が総資本に対して何%あるのか図る指標。
自己資本比率が高ければ安定、低ければ不安定な経営をしていると言える。
自己資本÷総資本×100
芙蓉総合リースの自己資本比率は10.00%。
これだけだと分かりにくいので競合他社と比較してみましょう。
オリックス(22.90%)、三菱UFJリース(12.40%)、東京センチュリー(9.90%)と比べてみると、
芙蓉総合リース(10.00%)の自己資本比率は低い部類に入ります。
これだけ見て不安定な経営であると判断はできませんが、頭に入れていきたい項目ですね。
続いてキャッシュフローを見ていきましょう!
キャッシュフロー表
現金の増減とその理由を示す役割があり、現金の流れが把握できる財務諸表である。
大きく営業キャッシュフロー、投資キャッシュフロー、財務キャッシュフロー、フリーキャッシュフロー、現金の項目で構成されている。
営業キャッシュフローが毎年赤字?!ってなると思うんですが、
これはリース会社のビジネスモデルが原因です。
リース会社は設備を購入し、それを貸し出すことで収益を得るビジネスモデルです。
例えば100万円で設備を購入し、5年間で30万円ずつ貸し出す場合に、初年度は100万-30万円=70万円のお金が会社から出ていきます。
翌年は+30万円、翌翌年は+30万円、5年目まで+30万円のお金がはいってきて、
結果として150万円-100万円=50万円の利益となります。
つまり初年度に多額の赤字を計上し、数年かけて投資額を回収して利益を得る収益モデルです。
芙蓉総合リースの営業キャッシュフローが現わしているのは、
毎年リースする設備を増やしていき、将来の利益につなげるための健全な赤字ですので問題ないですね!

業種によって意味合いが変わってくるのでとても勉強になります。
以上、自己資本比率は若干業界他社と比べると低いものの、キャッシュフローは全く問題ありません。
収益性
代表的なROEという指標で見ていきます。
ROE(自己資本利益率)
自己資本をいかに効率的に運用して利益を出したか図る指標。
一般的には10%~20%が優良企業とされている。
当期純利益÷自己資本×100
芙蓉総合リースのROEは9.74%という数値になっています。
こちらも同業他社と比較してみましょう。
オリックス(10.28%)、三菱UFJリース(9.24%)、東京センチュリー(11.48%)と比較すると、
芙蓉総合リース(9.74%)のROEは改善の余地がありそうですね!
ただし、芙蓉総合リースは直近で順調に当期純利益が増えていますので今後の上昇は期待できそうです。
まとめ
本日は芙蓉総合リースの2019年度の決算内容、配当、優待、財務諸表をまとめ、
投資先として魅力的な銘柄なのか調べてみました!
完全な私見ですが、それぞれの評価を以下にまとめさせていただきます。(◎、〇、△、×で評価)
配当、優待….◎
☞増配意欲が高く16期連続増配中!カタログギフトの優待も熱い!
成長性…◎
☞売上高、営業利益ともに上昇傾向!最高業績に挑戦中!
安定性…△
☞同業他社と比較すると自己資本比率低め。
収益性…△
☞同業他社と比較すると収益性低め。
総合的に見ると投資先として魅力的な銘柄ですね!
PER、PBR指標などを見ながらタイミングがあれば投資を検討したいと思います。

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芙蓉総合リース チャート(直近1年)
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