どうも!
サラリーマン投資家のふみーです。
本日は三菱商事(8508)の2020年3月の決算内容、配当、株主優待、財務状況から投資先として魅力的な銘柄なのか調べてみました。
5大総合商社といえば、三菱商事、伊藤忠商事、三井物産、住友商事、丸紅ですが、
三菱商事は総合商社のトップ企業で営業収益、純利益共にトップを走っています。
それでいて高配当かつ累進配当を宣言しているため、個人投資家に大変人気の銘柄になっています。
その為以前から気になっている銘柄だったので、私のポートフォリオに追加するべき銘柄なのか調査してみました!
結論から言うと、
・配当、優待….◎(優待は無いが超高配当!)
・成長性…△(業績のピークに戻すためには相当な期間を要しそう..)
・安定性…〇(経営状態は盤石!長期保有でも安心!)
・収益性…△(業界2位の伊藤忠商事と大きな差!)
※完全な私見ですが、それぞれの評価を以下にまとめています。(◎、〇、△、×で評価)
総合的に見るとなかなか魅力的な銘柄です!
詳しくは下記にまとめていますのでご覧ください。

それでは早速いってみましょう。
目次
三菱商事ってどんな会社なの?
総資産NO1大手総合商社で下記の10事業を海外展開しています。
天然ガス
総合素材
石油化学
金属資源
産業インフラ
自動車・モビリティ
食品産業
コンシューマー産業
電力ソリューション
複合都市開発
また傘下にコンビニエンスストア大手のローソン(2651)を保有しており、日本を代表する超優良企業です。
三菱商事の2019年度の決算内容は?
それでは決算内容をみていきましょう!
出所 2019年度 三菱商事 決算短信
三菱商事が発表した2019年度(2019年4月~2020年3月)によると、
営業収益は14兆7,797億円(前期比-8.2%)、当期純利益は5,921億円(前期比-8.3%)となり、
減収・減益という結果になりました!
出所 2019年度 三菱商事 決算資料
詳しく見てみると減益要因は天然ガス事業、石油化学事業、自動車・モビリティ、金属資源の減少額が大きく、全体の利益は前年に比べて553億円減となりました!

553億円マイナスって桁が違うな…
三菱商事の2020年度の業績、配当予想は?
出所 2019年度 三菱商事 本日ご説明のポイント資料
業績は新型コロナウィルス禍の影響で非公表となりましたが、配当は2円増配の134円となります!
また累進配当を宣言しており、今後の増配期待が持てる銘柄ですね!
配当性向も2019年実績で37%と無理した水準ではないので安心して保有できますね。

さすが総合商社NO1企業!
三菱商事の配当金、配当利回りは?
2020年度の配当金は134円です。
三菱商事の2020年6月3日時点の株価から計算すると。
134円(配当)÷2,495円(株価)=5.37%(配当利回り)となります!
めちゃくちゃ高配当ですね!

最新の株価を調べたい人は下のチャート図をクリックして下さいね!
三菱商事 チャート(直近1年)
出所 マネックス証券
2017年から毎年増配を続けており配当は2.68倍に増えました!(50円→134円)
世界展開する三菱商事にとって世界経済に影響を与えた新型コロナウィルスは不安材料ではありますが、NO1商社の意地を見せて増配を続けてほしいものです!
三菱商事の株主優待は?
三菱商事はなんと、なんと、なんと…
株主優待は実施していません。(笑)

サプライズで優待新設の発表に期待ですね!
財務指標をチェック!
三菱商事の財務指標を『成長性』、『安全性』、『収益性』の観点で分析してみます。
成長性
三菱商事の過去の売上高と経常利益を見ていきましょう!
売上高
2008年をピークに減少に転じ、2013年に一旦底をつけ、
2019年以降は少し持ち直している印象です。
ただし、2008年の23兆円のピークから比べるとまだほど遠いですね…
経常利益
経常利益は2016年に赤字に転落していますが、それ以降はしっかりと黒字を確保しています。
2017年以降は順調に計上利益を伸ばしていましたが、今回の決算では減益となりました。
この規模になると毎年増益を上げ続けるというのは少々厳しい印象です。
以上、成長性を見るとそこまで期待できる銘柄ではありませんね。
安全性
次に企業としての安定性を財務指標で見ていきます。
自己資本比率
自己資本比率
返済不要の自己資本が総資本に対して何%あるのか図る指標。
自己資本比率が高ければ安定、低ければ不安定な経営をしていると言える。
自己資本÷総資本×100
三菱商事の自己資本比率は29.0%。
これだけだと分かりづらいなので同業他社と比較してみます。
大手3社の自己資本比率ですがそう大差はありませんね。
三井物産(32.30%)→三菱商事(29.00%)→伊藤忠商事(27.40%)の順となります。
同業他社と比べて著しく悪いようだったら要チェックとなりますね。
有利子負債比率
有利子負債比率
返す必要のある借金が自己資本に対して何%あるのか。
値が低い方が経営が安定していると言える。
有利子負債÷自己資本×100
2019年12月決算の情報から計算すると有利子負債比率は97.3%です。
一般的に80%以下であれば問題なしと言われているので、三菱商事の水準は若干高い状態ですが、
同業他社の伊藤忠商事は95.84%、三井物産は113.9%で同業他社も同じくらいの水準ですので問題は無さそうでしょう。
キャッシュフロー表
現金の増減とその理由を示す役割があり、現金の流れが把握できる財務諸表である。
大きく営業キャッシュフロー、投資キャッシュフロー、財務キャッシュフロー、フリーキャッシュフロー、現金の項目で構成されている。
企業分析を行う際は必ずキャッシュフロー計算書も見るようにしています。
例えば営業キャッシュフローがマイナスであれば、本業で稼げなくなっている証拠です。
そこが読み取れれば、なぜ営業キャッシュフローがマイナスになっているのかを確認するため、
注意深く決算書を読むことができますね!
ちなみに三菱商事の営業キャッシュフローは毎年プラスとなっておりこの点においては問題ありません。
安定的に本業でキャッシュを稼いでいますね。
この営業キャッシュフローのマイナスが数年続くようですと黄色信号となりますので注意してみていきたい項目です。
以上、自己資本比率、有利子負債比率は同業他社と同水準、キャッシュフロー計算書にも異常数値が見られないなので、経営状態は盤石ですね。
収益性
代表的なROEという指標で見ていきます。
ROE(自己資本利益率)
自己資本をいかに効率気に運用して利益を出したか図る指標。
一般的には10%~20%が優良企業とされている。
当期純利益÷自己資本×100
三菱商事のROEは9.80%という数値になっています。
10%~20%が目安となりますので、三菱商事は若干目安を割っていますね。
こちらも伊藤忠商事、三井物産と比べてみます。
ダントツの1位は伊藤忠商事ですね!
業界2位の伊藤忠の稼ぐ力は三菱商事の1.7倍あります。
三菱商事の背後には協力なライバルが控えていますね…
まとめ
本日は三菱商事の2019年度の決算内容、配当、優待、財務諸表をまとめ投資先として魅力的な銘柄なのか調べてみました!
完全な私見ですが、それぞれの評価を以下にまとめさせていただきます。(◎、〇、△、×で評価)
・配当、優待….◎(優待は無いが超高配当!)
・成長性…△(業績のピークに戻すためには相当な期間を要しそう..)
・安定性…〇(経営状態は盤石!長期保有でも安心!)
・収益性…△(業界2位の伊藤忠商事と大きな差!)
総合的に見るとなかなか魅力的な銘柄ですね!

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三菱商事 チャート(直近1年)
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