【6712億円の赤字計上!】この銘柄大丈夫?日産自動車の決算内容、配当、株主優待、財務状況から投資先に相応しいか徹底検証!

株式投資

どうも!

サラリーマン投資家のふみーです。

本日は日産自動車(7201)の2020年3月の決算内容、配当、株主優待、財務状況から投資先として魅力的な銘柄なのか調べてみました

5月28日の決算発表で6,712億円の赤字を計上した日産自動車ですが、どのような内容だったのでしょうか?

一時的な赤字なのか、今後のV字回復はあるのか、気になるところですね!

 

それでは早速いってみましょう。

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日産自動車の決算内容は?

出所 2019年度 日産自動車 プレゼンテーション資料

左のスライドは全世界の車の需要を示したものです。

2018年度の9,200万台の需要から2019年度は8,500万台と約7.3%減少しています。

世界的に見て車を必要とする人が減少しているという状況です。

その業界の中で日産自動車の販売はどうなのかというと、

2018年度551万台から2019年度は493万台と約10%減少しており厳しい状況がうかがい知れます。

中でも欧州-19.1%、北米-14.6%の販売が特に低迷していますね。

 

どのエリアもマイナスの販売実績となっているのが気になりますね。

出所 2019年度 日産自動車 プレゼンテーション資料

財務実績を見ていきましょう。

売上高は2019年度9兆8,789億円の対前年-14.6%、営業利益は405億円の赤字

本業の儲けを示す営業利益が赤字になっているのはまずいですね!

要因は為替変動、規制対応及び商品性向コスト、原材料価格の高騰を含む外部要因が自動車業界全体の収益を圧迫していることや、そもそもの販売台数の減少によるものです。

そして当期純利益は6,712億円もの赤字となっていますが、これは将来の収益性改善に向けた構造改革実施のための構造改革費用将来台数見通しに基づいた減損損失の影響により6,030億円の特別損失の計上によるものです。

大きな特別損失を計上したとはいえ、営業利益が赤字の状態なので早急な構造改革が必要ですね

 

出所 2019年度 日産自動車 プレゼンテーション資料

日産がすぐに潰れてしまうのかというとそのような事は無さそうです。

自動車事業のネットキャッシュは1兆646億円と潤沢にあります。

ネットキャッシュとは現預金と短期保有の有価証券の合計額から有利子負債を除いたもので企業の手元資金を表します。

また未使用のコミットメントラインは1.3兆円、新型コロナウィルスに対応するための資金調達は7,126億円といざという時の借入金もありますのでそこはさすが大企業といった感じです。

ただし構造改革が遅れ赤字の状態が続くと、会社からはあれよあれよという間に資金が流出してしまいます。

日産の今後の動きに注目ですね!

配当の状況と2021年3月期の業績予想は?

出所 2019年度 日産自動車 プレゼンテーション資料

2019年度の配当は通期10円となり、前期の57円と比べて-82.5%の減配となりました。

 

中々えぐい金額の減配ですね。

2020年度の配当金額は未定となりました…

また2020年度の業績予想は新型コロナウィルスの影響により、

現時点で事業の見通しを示すことが難しいため未定としています。

配当、業績未定はある程度しょうがない事とはいえ、

不確定要素が多いなという印象です。

かつてのソニーや東芝のように大手企業の業績V字回復にかけて逆張りをするのもありなんでしょうか?

私はそこまで度胸ないですね(笑)

日産自動車の配当金、配当利回りは?

日産自動車の2020年度の配当金予想は未定ですので、仮に2019年度の配当を維持した場合で計算してみましょう。

2019年度は10円の配当、2020年5月30日時点の株価は400円。

ここから配当利回りを計算すると、

10円(予想配当額)÷400円(株価)=年利2.5%

2018年度に比べて減配したとはいえ、市場平均くらいはありますね。

 

最新の株価を調べたい人は下のチャート図をクリックして下さいね!

 日産自動車 チャート(直近1年)

参考までに過去の配当金の推移を見ていきましょう。

 

出所 マネックス証券

2013年から毎年順調に増配を継続していましたが今期は大幅に減配しています。

それだけ今期の業績が厳しいということですね…

 

逆に業績がV字回復すれば増配意欲は高い企業なだけに、今は割安で仕込めるチャンスともいえそうですね!

日産自動車の株主優待は?

日産自動車は株主優待を実施していますがその内容がユニークで面白いです。

100株以上の株を保有し、株主本人が日産自動車(新車)を購入したいという人を日産に紹介した場合、

・紹介者に5,000円相当のギフトカード

・被紹介者が新車を購入した場合、5,000円相当のカタログギフト

ちなみに本人が購入した場合でも対象となります。

5月29日時点の日産自動車の株は約400円なので、

40,000円で5,000円相当のカタログギフトを受け取る権利を得られます。

優待利回りにすると、5,000円÷40,000円=12.5%!

身内を紹介すれば簡単に獲得できそうです。

出所 YAHOOファイナンス 日産自動車 株主優待

日産自動車の財務指標をチェック!

日産自動車の財務指標を『成長性』『安全性』、『収益性』の観点で分析してみます。

成長性

日産自動車の過去の売上高営業利益を見ていきましょう!

売上高

2016年をピークに減少していますね。

日産自動車の苦戦は今に始まったことではないということが分かります。

 

営業利益・営業利益率

営業利益2016年にピークを付け、その後減少傾向、そして今期は約404億円の赤字となりました。

それに伴って営業利益率も減少傾向ですので、会社全体の稼ぐ力が落ちていることがよく分かります。

 

日産自動車の構造改革により、売上高と利益率がどの程度改善されるのか注目ですね!

安全性

次に企業としての安定性を財務指標で見ていきます。

自己資本比率

自己資本比率 

返済不要の自己資本が総資本に対して何%あるのか図る指標。

自己資本比率が高ければ安定、低ければ不安定な経営をしていると言える。

自己資本÷総資本×100

日産自動車の自己資本比率は23.9%

業種にもよりますが一般的に40%以上あれば問題なしなので、

日産自動車の水準はお世辞にもいいとは言えません…

自己資本比率を同業他社と比較してみましょう。

 

自動車メーカー大手競合他社のトヨタ(38.10%)、ホンダ(39.20%)と比べると、日産自動車(23.90%)が最も自己資本比率が低いですね。

投資先としては少し不安定な印象です。

有利子負債比率

有利子負債比率

返す必要のある借金が自己資本に対して何%あるのか。

値が低い方が経営が安定していると言える。

有利子負債÷自己資本×100

 

2019年12月決算の情報から計算すると有利子負債比率は154.8%です。

一般的に80%以下であれば問題なしと言われているので、日産自動車の水準はかなり高い状態です。

有利子負債が多すぎると借り入れの返済が大きくなり利益が残りにくい企業体質となります。

 

キャッシュフロー表

現金の増減とその理由を示す役割があり、現金の流れが把握できる財務諸表である。

大きく営業キャッシュフロー、投資キャッシュフロー、財務キャッシュフロー、フリーキャッシュフロー、現金の項目で構成されている。

 

企業分析を行う際は必ずキャッシュフロー計算書も見るようにしています。

例えば営業キャッシュフローがマイナスであれば、本業で稼げなくなっている証拠です。

そこが読み取れれば、なぜ営業キャッシュフローがマイナスになっているのかを確認するため、

注意深く決算書を読むことができますね!

ちなみに日産自動車の営業キャッシュフローは毎年プラスとなっておりこの点においては問題ありません。

安定的に本業でキャッシュを稼いでいますね。

この営業キャッシュフローのマイナスが数年続くようですと黄色信号となりますので注意してみていきたい項目です。

 

以上、キャッシュフロー計算書の数値は問題ありませんが、

自己資本比率は他社に大きく劣後しており、有利子負債比率も高水準であるため、

日産自動車は不安点な経営状態であると言えそうです!

収益性

代表的なROEという指標で見ていきます。

ROE(自己資本利益率) 

自己資本をいかに効率気に運用して利益を出したか図る指標。

一般的には10%~20%が優良企業とされている。

当期純利益÷自己資本×100

 

こちらも同業他社と比較してみましょう。

 

日産自動車の純利益が赤字に転落したことで、-14.33%という数値になっています。

一方でトヨタ10.54%ホンダの5.60%と比較しても高い水準となります。

さすが世界のトヨタ自動車ですね!

 

もう1つは営業利益率です。

営業利益率 

売上高に占める営業利益の割合。本業で儲ける力を図る指標。

営業利益÷売上高×100

日産自動車の営業利益が-404億円となっているため、営業利益率もマイナスとなっています。
同業他社と比較してどうでしょうか。
こちらもさすがトヨタ自動車ですね!
トヨタの営業利益率(8.2%)が最も高いという結果になりました!
ホンダ(4.2%)と比較しても約2倍の営業利益率となっています。
日産はそもそも赤字なので出直しが必要ですね…

まとめ

本日は日産自動車の2019年度の決算内容、配当、優待、財務諸表をまとめ投資先として魅力的な銘柄なのか調べてみました!

完全な私見ですが、それぞれの評価を以下にまとめさせていただきます。(◎、〇、△、×で評価)

・配当、優待….△(配当はさほど高くないがユニークな株主優待あり!)

・成長性…×(構造改革まったなし!)

・安定性…△(自己資本比率、有利子負債比率に問題あり!)

・収益性…×(そもそもが赤字なので出直し!)

 

総合的に見ると魅力的な銘柄ではないです!

ただし過去の増配の歴史の再現を期待し、今の割安な株価の水準で購入するのはありかもしれません。

※くれぐれも投資は自己責任でお願い致します。
日産自動車の5月29日時点の株価は400円ですので、
400円×100株=40,000円から購入ができます。

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日産自動車 チャート(直近1年)

・いきなりまとまった資金は準備できない

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